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2007年9月26日号 第4404号  

9月26日号 ー主なニュースー

○人件費の適正化など改善策答申 ー市病院事業運営審議会ー

 昨年十二月から市立病院の役割やあり方に関する協議を計六回行ってきた市病院事業運営審議会(会長・小曽根洋前県自治体病院等開設者協議会事務局長)は二十五日、答申書を長田徹市長に提出した。
 答申では、平成十七年度の累計欠損金が九億三千六百万円となっている市民病院について、精神科を併設した病院の入院施設は民間病院を含めた二病院のみで、その必要性と意義は高く、今後も政策医療として存続する必要がある?とし、近年入院患者が五十人未満で推移、北側の二十床が使われていない状況を指摘しながら、地域に必要とされる精神科デイケアなどに効率的に転用を図るべきとした。
 在宅医療については、ニーズが高まり、それを推進するための往診、訪問診療など、医療機関の後方支援を担うことも求められ、訪問リハビリテーションの実施、相談窓口の設置が必要とし、透析医療に関しては、現在の四床では赤字。透析患者の合併症などに対応するベッドを確保すべきで、維持透析は民間との連携も必要。増床も?などとした。
 経営については、平成十七年度の決算では二十億円の医業収益を得るために二十六億円の費用を費やす経営は破綻状態に近いと言わざるを得ない?とし、▽医師の確保▽病棟の再編▽医療連携室の設置▽人件費の適正化?など八項目を挙げた。
 特に人件費については、看護師などで職務給の原則に反し著しく不適正な面があり、早期に見直しを図るべきで、地方公営企業法の一部適用を全部適用にし、一般職員も含めた給与体系の適正化を図る必要があると指摘した。
 一方、かたばる病院については、昨年六月公布の医療制度改革法に伴い、地域ケア体制整備構想との関連を見据え、療養病床の位置付け、介護施設の併設など検討する必要があるとした。将来の市民病院との統合については保健・福祉・医療の部局を網羅した検討会を設置し、方策を検討すべき?としている。

○石田が優勝、大会8連覇 ー2位・勝本、3位・初山、鯨伏ー
 ー第43回市地域婦人会バレーボール大会ー


 市地域婦人会連絡協議会(松尾美江子会長)主催の「市地域婦人会バレーボール大会」が22日、郷ノ浦町、大谷体育館で開かれ、12地区対抗で白熱した熱戦が展開され、石田が優勝して見事8連覇を達成した。

○壱岐ブルーバードが優勝 ー第3回大会以来2度目のVー
 ?壱岐白竜旗争奪第5回少年硬式野球大会?


 フレッシュリーグ九州硬式少年野球協会・九州北部地区連盟加盟、壱岐ブルーバード主催の第5回壱岐白竜旗争奪硬式少年野球大会の準決勝、決勝戦が21日、芦辺町、ふれあいグラウンドと勝本町、B&G球場で開かれ、壱岐ブルーバードが見事優勝、第3回大会に続き2度目の優勝を飾った。

○5勝2敗で勝ち越し ー勝本町出身、壱岐の嶋ー



 大相撲秋場所が9日から、東京、両国国技館でスタート、23日に千秋楽を迎えたが、本市勝本町出身で、今月一日に行われた第10回「一支國幼児相撲大会」で、多くの市民に元気な姿を見せた力士、壱岐の嶋(序二段92枚目)が、五連勝のあと二敗したものの、その力を発揮して勝ち越しで今場所を終えた。

○よい環境で学べるように =小学校で除草作業を実施=
 ー霞翠地区西戸触老人会の25人ー


 平成十七年と十八年度に文部科学省のコミュニティースクール調査協力校に指定されるなど、学校・家庭・地域社会が一体となった教育を推進する霞翠小学校で二十日、よい環境で子どもたちが学べるように?と霞翠地区西戸触老人会(松尾伝治会長)の二十五人が校庭と運動場の除草作業を行った。

〇福岡市「鉄道フェスタ」でPR ー壱 岐 観 光 協 会ー

 十月十四日は新橋(東京)?横浜間に日本で初めて鉄道が開通した「鉄道の日」で、同日を記念して翌週二十一日午前十時から、福岡市、地下鉄七隈線「橋本駅」近くの橋本車両基地で開かれる「鉄道フェスタin橋本車両基地2007(仮称)」に、壱岐観光協会も参加、本市のPRを実施する。

〇例会で田石スポーツセンター見学など ーボランティア募集中、ひとあゆみの会ー

 在宅重度身体障害者の会・ひとあゆみの会(松山桂子会長)の第四十一回集いが十月二十一日午前九時半、郷ノ浦町、岳ノ辻西展望台を集合場所に行われるが、同会はボランティアを募集している。 
 問い合わせなど詳しくは、同会事務局・かたばる病院リハビリ室(電話47?1135、FAX47?4955)へ。

〇勝本FM28日19:00放送休止 ー「壱岐市民エフエム(仮称)」開局準備へー

 勝本町勝本浦を聴取区域に二〇〇四年二月に開局、イベントや議会放送などで人気があった勝本エフエムが二十八日午後七時をもって放送を休止する。
 発起人のボブ斉藤さんは、総務省の放送事業者としての免許を取得し、初年度の運営費、開局に向けた各種調査、機材類の購入費など開設準備資金、合計二千万円(この内、人件費など年間経費九百六十万円)を、企業や団体、行政、個人からの出資、広告、年会費(寄付)で目途がたてば、来春にも壱岐市民エフエム(仮称)を開局したい考え。
 また、開局に向け第二級陸上無線技術士免許の取得者、ボランティアスタッフを募集している。詳しくは斉藤さん(電話42?0309)へ。

○社説 来春の次期市長選に

 長田徹市長が市議会の今定例会の閉会のあいさつで、市長として様々な地域振興策に取り組んできたが、依然として大きな課題が残されており、二期目には「魅力ある町づくり」を目指したい?などと、来春三月か四月に予定される任期満了に伴う市長選に出馬し、再選を目指す方針を正式に表明した。これにより、既に走り出している市長選への様々な動きが、活発になってくることは容易に想像できる。
 現在、壱岐市が抱える問題として、市病院事業運営委員会で、経営は破綻状態に近い?と指摘された市民病院の経営▽厳しい財政がさらに悪化、このままでは、五年後には県の財政が行き詰まるなどとする報道から、原の辻遺跡の一支国博物館(仮称)、県立埋蔵文化財センターの整備、運営▽少子高齢化▽農漁業、観光・商工業の活性化など、地域振興▽自然への対策を含めた生活、社会環境の整備、保全?が上げられよう。
 これに対して出馬をする人たちが、旧四町が合併して市となって以来、多様な変化を経ながら、そのスタイルを徐々に築きつつある。同時にこれまでの壱岐の現状、長田市政をどのように評価して、新たな壱岐を築いていくための方向性や将来像から導き出される政策などが、機会をとらえて有権者に示されるのか、次期市長選までおよそ半年、まだずい分先の出来事のようにも思えるが、十分に注意すべき期間に入った。
 自民党の総裁に就任、新首相として新内閣を発足させた福田康夫首相は、参院選での与党惨敗、インド洋での海上自衛隊の給油・給水活動の継続問題、都市と地方の地域間格差の是正、年金問題など、難しい局面ばかりの船出である。ある企業カウンセラーが、政策も企業経営も、これまでの日本人の行動の源とされてきた、「信念」などの言葉で表わされ、あまり表面に出てこない部分を、変化させることで新たな方向性を示し、何らかの動きが起きてこなければ、その前途は非常に多難?と話していた。これはこれからの時代、リーダーと呼ばれるイスに就くためには、欠くことのできない視点であり、要素ともなろう。
 そうした、これまでにないまったく新たな視点で、現在ではまったく生命力を失っているような旧来のものに焦点を合わせてみると、実はその生命力、躍動感に気づけなかっただけで、常に変化しながらその姿が見えているものだけに、鮮やかに勢いあるものとして映っていたということもあろう。それだけに、その視点は、今、何らかの前向きな変化を起こさなければ?とされる壱岐にとって、非常に重要なものとなろう。

○ひとしずく

昨日は朝から雨が時折強く降ったりと、少々テンションが下がりぎみだったが、天候は午後から徐々に回復しだし、夕方には夕焼けが美しく、飛ぶように流れる雲にその日が差して鮮やかに輝き、まるで夜の名(明)月を先導しているように感じられた▼そして昨夜は九月の十五夜で、午前中の雨の”お蔭”なのか、まさに仲秋らしい涼しい風が吹き抜けて。それに何より、照らすものすべてを柔らかく包み込むような、優し気でちょっぴり妖し気でもある光を放つ月が夜空に昇り、自分としては、月見には最高…これにロマンティックな要素が加わりさえすれば、まさに最高の夜?▼我が家には数日前から、居候しているコオロギと思われる虫が一匹、それに今月初旬から、やはり居候している先輩のカネタタキ(鉦叩)一匹がいて、コオロギは案外大きな声で、カネタタキは、とても澄んだ声で「ちっちっち、ちっちちち」と、その鳴き声は部屋を抜ける秋風に乗り、名月を眺めてリラックスした心身に染入るようだった▼今晩は陰暦の八月十六日の夜で、昨晩の名月とは趣が微妙に異なり、「精神の雅」を十六日夜(いざよい)に、その月を愛でながら?ともされる名月の夜▼パソコンで壱岐地方の星空指数を見ると、今晩は80で、まずまずの天体観測日和とあった。友人でも誘ってツキを盃に浮かべたつもりで?。

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2007年9月21日号 第4403号  

9月21日号 一主なニュース一

○商業地で県下最大の下落地区も 一全地点で前年を下回る結果に一
 一2007年・本市の基準地価一


 県は十九日、一平方メートル当たりの地価の正常価格の公表とともに、土地取り引きの公的指標となる今年の基準地価=県内地価調査結果=(七月一日現在)を発表した。
 発表によると、本市の基準地十五地点(住宅地十一地点、商業地四地点)の価格(一平方メートル当たり)は、住宅地・勝本町湯本浦字潮川12一1が一万六千五百円で、前年に比べて四・一%の下落など昨年に続き全地点で前年を下回った。
 さらに、商業地・郷ノ浦町郷ノ浦字築町45一2は、八万九千円でマイナス一一・九%と、県内の商業地でマイナス変動率が最高だった。
 県は地域経済の低迷や郊外型店舗による既存商店街の商況の低下が反映したものと思われる一と分析している。

〇70歳以上の人口7813人に 一長寿を祝い健康を願う一
 一市内各地区で敬老会一


 本年度市敬老会が十七日=渡良地区は十六日=、市内九地区で開かれ、七十歳以上の高齢者の長寿と健康を祈念した催しが地区ごとに行われた。
 本市の七十歳以上の高齢者(本年度中に七十歳到達者含む)は九月一日現在、七千八百十三人(対前年三百八十七人増)で、喜寿(七十七歳)が四百二十七人、米寿(八十八歳)が百六十六人、卒寿(九十歳)が百十人。


写真、文化ホール仲ホールで行われた武生水地区の敬老会

〇長田徹市長が次期市長選出馬へ 一本市議会9月定例会閉会一

本市議会・九月定例会がきょう二十一日に閉会する。
長田徹市長は、来春に予定される任期満了(来年四月十七日)に伴う次期市長選に向け、正式に出馬表明を行う運びとなっている

〇受講者を募集 一初~中級中国語会話一
 一壱岐高校一


壱岐高校の地域開放講座・「中国語会話(初級~中級)」が十月九日から始まる。
 同講座は、上海外国語大学から中国語講師として来島している呉雲珠先生と澁谷憲昭、濱砂美弥子両教諭の三人を講師に、十一月八日まで計十回の講座が開かれる。開講時間はいずれも午後七時から九時までの二時間で会場は同校。受講料は無料で定員は二十人(平成十七年度、十八年度で受講していない人が対象)。

○社説 秋一文化の季節に

 深夜にひとり原稿を書いたり、読書をする時など、集中できるような気がして、よくクラシック音楽のCDをかけている。その中でもバロック音楽が特に効果が上がるように思っているが、”お気に入り”はJ・S・バッハ作曲のマタイ受難曲で、第一曲目のメロディーが奏でられると、きっちりと集中モードにスイッチが入る。
 まだ真夏のような強い日差しが、肌を差すように感じられる日が続いているが、最近はずい分と日没の時間も早まり、今年も早いもので二十三日は秋分、二十五日は十五夜で「仲秋の名月」となる。これからいよいよ深まりを見せる秋の夜長にそうした音楽を聴きながら、物思いにふけったり、本を読んだりと、ゆっくりと過ごす時間が好きである。来月二十七日には、二つのバイオリンとクラシックギターによるバロック音楽のコンサートが午後七時から、郷ノ浦町片原触の壱岐キリスト教会で開かれる。満月に近い月明かりの夜に、心にしみ入るようなバイオリンとギターの音色、アンサンブルが今からとても楽しみ。
 「文化の秋」に先駈けるように第五十二回県展公募展が二十九日まで長崎市、県美術館で行われているが、今年も壱岐から書の部門で本紙元旦号に書を書いた福田敏さんが入選、村瀬加州美さん、中山八重子さんが入賞し展示されており、展覧会は県美術館に続き、佐世保、諫早、新上五島町、南島原市、東彼杵町で移動展として行われる。今回は壱岐では開催されないが、是非、壱岐でも開いてほしいものである。
 美術展は壱岐ではなかなか開かれないが、本市を代表する市民のための美術展(十一月十六日~十八日、文化ホール)の作品公募の案内が、今秋もそろそろ発表される頃となった。絵画や彫塑・工芸、デザイン、書、写真の各部門で、はたして五十一回目の今回は、どんな力作が出品され、山口幹雄賞や県知事、市長賞を受賞するのか、今から楽しみだし開催が待たれるが、その前に十一月三日の「文化の日」を前後して、市内各地区で文化祭などが行われムードが高まる。
 優れた芸術、文化には、最近またよく言われるようになってきた教育上のキィーワード「情緒」を豊かに育み、精神性や人間性、心の成長を助け、その自立に欠くことのできない力を有している。しかしそれは、目に見えない人間力に関する部分に強く働きかける一つの力であるだけに、わかりにくいとされることも多いが、とにかく素晴らしい作品に多く触れることが大切。機会あるたび、できるだけ会場に足を運んで味わってほしいものである。

○ひとしずく

我が家の近くの田の畦に、一週間ぐらい前からだったか、鮮やかな赤い色の花が美しい彼岸花が、まるで線香花火が弾けているように、すっと伸びた茎の先に咲き始めた▼昨日九月二十日は秋の彼岸の入り。その中日二十三日は「国民の祝日」でもあり、「祖先を敬い亡くなった人を偲ぶ日」という「秋分の日」で、二十六日までの七日間が秋の彼岸となる▼これに対して「自然を讃(たた)え、生物を慈しむ日」とされる三月二十一日の「春分の日」(国民の休日)を中日とする七日間が「春の彼岸」とされている。春の彼岸は、様々に自然界の生命の息吹き、秋の彼岸は、実りというそのサイクルの終えん一と、それぞれに季節を見事に表している▼少し前に秋を意識するような日が二、三日続いた後、日中は、これから夏がやって来るかのような日があったりと、まだまだ暑い日が続いていて、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉に大きな期待を寄せているが少し難しそうで、心境として彼岸の縁(ふち)にはまだまだ遠そうで、まさにこちらの世の中「此岸(しがん)」の煩悩の真っ只中、といった感じであろうか▼それにしても、地球温暖化を考えずにはいられないような暑い(熱い?)日々が、例年になく長いように思われ、無縁のはずの言葉「夏バテ」が、妙に真実味を帯びてきている▼体調を十分に整えてこの季節をしっかり楽しもう。

2007年9月17日号 第4402号  

9月17日号 一主なニュース一

○赤木昭氏に県警本部長感謝状 一壱岐署で14日に伝達式一



 郷ノ浦町本村触、歯科医師、赤木昭氏(78)に十四日、壱岐署での歯牙検視業務などの功労に対する県警本部感謝状が、同署・檀浦栄造署長から贈られた=写真=。

○最優秀賞に市山侑稀さん(武中3) 一県青少年育成県民会議主催県「少年の主張」大会一

 県青少年育成県民会議主催の本年度「少年の主張」県大会が八日、西海市、大島文化ホールで開かれ、本市から応募した武生水中学校三年、市山侑稀さん=写真=が見事、最優秀賞に輝いた。
 市山さんは「三人の母」と題し、自分を産んだ母、祖母、継母の三人、そして父親に育てられた経験をもとに、愛を与えられ育った体験を振り返るとともに、自分も人に愛を与えられるようになりたい一などと発表した。

○本年度「少年の主張」県大会・最優秀 一「三人の母」一
 一武生水中学校3年 市山侑稀一


 私は私を産んでくれた母の顔も、抱いてくれた手のぬくもりも、知りません。
 私は、平成五年の二月一日、とても寒い日に生まれました。私を産んだ母は子どもの頃から体が弱く、病気がちだったそうです。それにも拘らず、自分の命をかけて必死で私を産んでくれました。しかし、その五か月後、母は生まれたばかりの幼い私を残し、この世を去りました。
 その後、父が再婚し、新しい母ができました。そして私は三人の兄弟ができ、お姉さんになりました。母は実の子ではない私を妹や弟と同じように愛情を持って育ててくれています。掃除や手伝いを忘れた時は、「ちゃんとしな駄目やろ」と、きちんと叱り、また勉強や部活で良い成績を取った時は、「すごいね。よく頑張ったね」と褒めてくれます。先日学校で友人と喧嘩をして落ち込んでいたとき、私を心配して「大丈夫、また、すぐに仲良くできるよ」と励ましてくれました。母は私の一番の味方です。もし母がいなかったら、今の私はいないと思います。
 先日、「ゆきちゃんが大事にしまっておきなさい」。祖母がそういって箪笥の引き出しからある物を取り出し私の手に乗せました。それは「母子手帳」。今まで一度も見たことがなく、もう無いものだと思っていた私は何故だかひどく緊張し、一枚一枚そっとめくっていきました。その手帳には、私が生まれてからの健康状態や母の子育てに関する悩みが細かく書かれていました。
 「母乳で育てることができなかった。それは自分のせいだと思う、ゆきには元気で明るい子に育って欲しい」。母が私の事をどんなに心配し、愛してくれていたかがこの手帳に溢れていました。
 「お母さん・・・」。嬉しくて嬉しくて涙が次から次に流れます。泣きながら読んでいると、母が他界した以降もびっしりと私の成長の様子が書かれていることに気付きました。それはこの手帳を大事に今まで取っておいてくれた祖母が書いたものでした。母が亡くなり父が再婚するまで、仕事場に連れて行き世話をしてくれた祖母。たまに焦げて失敗をしたことがあるけれど、いつも私のために一生懸命料理を作ってくれていました。
 「ここにも母がいた」。私は小さい頃祖母を「お母さん」と呼んでいたことを思い出しました。
 私には三人の母がいます。私は幸せです。かけがえのない人達に支えられて、愛情をもらって生きています。植物が太陽や水から元気をもらい育つように、人間も大切な人達から愛情をもらい、育っていくのだと思います。私はまだ若い小さな木でしかありませんが、これからもたっぷりと「愛情」という太陽の光や水をもらい、大きくて丈夫な木になります。周りの人に思いやりや優しさという「愛情」を与え続けたい。そして、いつか私自身が誰かの太陽や水になれるように・・・。

○本番さながらの緊迫感! 一実践的・事故防止訓練、壱岐署一

 壱岐警察署は逮捕術を活用した実践的受傷事故防止訓練を、十三日に勝本駐在所、十四日に石田駐在所で実施した。
 凶器を所持する不審者=模擬犯人=から職務質問中、刃物やピストルを使用した攻撃に対し、装備や機材を活用して制圧、逮捕するための実践訓練として、壱岐署内の駐在所を南北二グループに分け、これにパトロール勤務の署員が加わって、本番もさながらに緊張感のある訓練が展開された。


石田駐在で行われた迫力の実践的訓練

〇本市から書に3人が入賞、入選 一第52回、県展公募展一

 第五十二回県展公募展(県、県美術協会など主催)の入賞、入選作が十四日に発表された。
 同展には県内各地から、日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真、デザインの七部門に千九百十八点の応募があり、入選七百五十二点、入賞百十七点が選ばれ、本市からは、書で中山八重子さん(少数字の部、雅号・八重)が松浦市長賞を、村瀬加州未さん(漢字の部、同・香霞)がNCC賞をそれぞれ受賞、福田敏さん(漢字の部、同・孤舟)が入選を果たした。
 入賞、入選作品の展示は二十九日まで県美術館で行われ、それ以降は佐世保、諫早、新上五島町、南島原市、東彼杵町で移動展が開かれることになっている。

○ひとしずく

子どもたちから大人まで、世界中の人々に愛されている世界一有名なうさぎ、ピーターラビットが主人公の絵本を書いた女性、ビアトリクス・ポター(一八六六一一九四三年、イギリス)の半生を描いた映画「ミス・ポター」を観た▼バイオリンの弦を福岡に買いに行き、帰りの船までずい分と間があいたので、”好きな映画でも”と思い立ち、猛烈な蒸し暑さ対策も兼ねて映画館へ。ちょうどアジア映画祭が行われており、そちらへ行く人が多かったが、アカデミー賞を受賞している女優、レニー・ゼルウィガーがヒロインだったこともあり、その映画を観ることに▼絵本を描くという自分の夢へ向かうポターの情熱、ピーターラビット誕生と成功、恋、時代背景、独特のムードが漂うイギリスの美しい田園風景、何より絵本の収入で、近代化されそうな農場や民家など買い取り、次、次の世代に美しいまま残そう一と、四千エーカー以上の土地と十五の農場などを、イギリス発の環境保護団体・「ザ・ナショナルトラスト」に寄付しているということを、この映画から知ることができたのが一番▼その団体は一八九五年、ビクトリア時代の社会活動家により創設され、国民的財産の美しい自然や風景、貴重な文化財や歴史的景観を保全し、後世に伝承してゆくことを目的に、その所有者となって管理しており、日本にもその協会がある▼とにかく素敵な映画だった。

○社説 基本は思いやりの心 一21日から秋の交通安全運動一

 交通安全キャンペーン全国キャラバン隊の九州地区キャラバン隊が来島、平成二十四年までに交通事故死者を五千人以下にするため、飲酒運転の根絶、自転車の安全利用の徹底など、地域住民と一体となった効果的な交通安全の推進一などとする内閣府特命担当大臣のメッセージを長田徹市長に手渡すなどして「みんなですすめる交通安全」、交通事故防止をアピールした。
 早いもので季節ごとに年四回実施される交通安全運動も、秋の運動が今週二十一日から「夜の道 安全サイン 反射材」をスローガンに、(1)高齢者の交通事故防止(2)飲酒運転の根絶(3)夕暮れ時と夜間の交通事故防止(4)後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底一の四項目を運動の重点に、特別広報の夕暮れ時における早めの点灯、雨天・曇天時の点灯を加え、壱岐署は期間中、取り締まりや指導を強化して、本市の交通安全の徹底に取り組む方針。
 運動のたびに重点項目が掲げられて交通安全が推進されるが、「かけない出ない運転時の携帯電話」「携帯電話利用による迷惑停車はしない」など、携帯電話に関する重点も新たに加えて取り組んでほしいと思うことが、運転しているとたびたびで、携帯電話を利用する際の車の停車位置には十分に注意を払って行わないと、後続の車に対してひどく迷惑になっていることがある。大事な連絡ほど、きちっと停車場所を見つけてすべき一と思うのだが。
 飲酒運転をするドライバーは、最近ずい分減ってきているように思うが、自分はだいじょうぶ一などと、ハンドルを握ろうとするそのこと、そう思うことじたいが、すでに酔いの証明であり、危険な暴走行為への基点であることを忘れてはならない。酒をドライバーが自宅以外で飲む場合は、代行運転かタクシーの利用が当然必要になるが、本市や壱岐署、壱岐地区交通安全協会は、酒を飲まずに仲間と付き合い、自宅へと仲間を送り届ける「ハンドルキーパー」の確保を呼びかけている。とにかく交通安全、安全な地域、社会づくりの基本となるのは「思いやり」で、「どうして」と思うようでは、その人にとっての明るい交通社会への距離は非常に遠く、交通安全への徹底した取り組みを身につける必要がある。
 壱岐署管内の本年の交通事故発生件数(人傷)は八月末現在、発生三十四件、負傷者四十三人で、昨年同期と比べて減少傾向にあるが、事故の原因には、いつも初歩的な運転ミスによるものが多いという。この交通安全運動を機に、初心一自らの交通安全への姿勢を見直し、思いやりの心で今年を無事に過ごそう。

2007年9月11日号 第4401号  

9月11日号 一主なニュース一

○自然環境保全条例など19議案上程 一一般質問13日、14日市議会9月定例会開会一

 本市議会・九月定例会が三日に開会し、一般会計補正予算案、市自然環境保全条例の制定についてなど十九議案、報告二件、認定四件、請願一件、要請一件が上程された。
 一般会計補正予算案は、固定資産評価システム保守業務委託費(航空写真撮影等)千二百九十七万円、耕作放棄地調査費八十五万円など三億二千四百二十二万七千円。特別会計補正予算案は二千二百十一万三千円。

○本市の実質公債費比率12・2% 一平成16~18年度の平均を発表一
 一総務省一

 総務省は七日、全国県市町村の実質公債費比率(速報)を発表した。
 発表された数値は、今月三日現在の平成十六年度から同十八年度までの三か年の平均値で、本県内の二十三市町村はいずれも一八%未満。本市は一二・二%

○クロマツ林の除伐など体験 一=4地区の団員108人が参加=一
一壱岐・緑の少年団地域交流集会一

 県緑の少年団連盟、県緑化推進協会、県壱岐地方局主催の「壱岐地区緑の少年団地域交流集会」が九日、石田町、筒城ふれあい広場一帯で開かれた。
 同集会は平成二十一年度秋、雲仙市で開かれる第三十三回全国育樹祭を前に、国民と緑化運動を結びつける橋渡し役として、期待されている緑の少年団の互いの交流を一と行われ、本市の三島、筒城、勝本、芦辺の四地区の緑の少年団から百八人の団員が参加、同連盟や県壱岐地方局農林部の協力を得て行われた。


皆で除伐作業をする緑の少年団の団員

〇高速船を一往復減便(9~4月) ー印通寺~唐津線もドック配船中減便一

原油価格高騰で、九州郵船(株) 市航路対策協議会(会長・長田徹市長)が十日、市役所会議室で開かれ、九州郵船(株)・竹永健二郎代表取締役社長、原田久瑞取締役営業部長、小園富弘壱岐支店長の三人が出席、配船の見直しなど同協議会に要望、了承を求めた=写真=。
 要望は、燃料費などコストの削減を図るため、高速船「ヴィーナス」の博多発午前十時四十五分折り返し芦辺発午後一時二十五分便のダイヤを、現在の一月と三月の間のドック配船時と修学旅行客が多い五月から八月の期間を除く九月から四月まで(年末年始除く)減便するもので、同便の利用率は一二~二〇%程度にとどまっていた。
 本年四月就航の印通寺・唐津間についてもドック配船時の配船が唐津港・印通寺港のいずれを起、終点としても、始発、最終が早朝もしくは深夜となることから、騒音の面で周辺住民や宿泊施設に配慮し、この期間中を現行の五往復から四往復に減便することが提案され、同協議会はいずれの要望も了承、減便は今年十一月から実施される運びとなっている。

〇メディア漬けから子どもたちを守ろう 一市民生委・児童委協連合会一

 ひとり暮らしの高齢者らへの支援活動や相談、助言活動、児童虐待の防止、早期発見など、地域社会の福祉向上への様々な取り組みを行う民生委員制度が創設され、本年で九十周年を迎え、各地で多様な記念イベントが行われている。
  郷ノ浦町、文化ホール中ホールで八日、同九十周年の記念講演会が、「地域ぐるみの子育てをすすめるひだまりの会」支援アドバイザーの高山静子さんを講師に招いて行われ、高山さんは、「テレビやビデオ、DVDなどメディア漬けから子どもたちを守り、子どもらの健全な成長を」と強調した。

○社説 一子育ての脱メディア漬けを一

 どれくらいたつだろうか、テレビの様々な番組やビデオなどに”危険の匂い”
を感じてから。ずい分以前に「一億総白痴化」という言葉を使い、その危険性をアピールした評論家がいたように思う。
 民生委員制度が創設されて以来、本年は九十周年の年にあたり、各地で多様な記念イベントが実施される中、本市では民生委員児童委員協議会連合会が主催して、福岡市、「地域ぐるみの子育てをすすめるひだまりの会」を平成十年に結成し支援アドバイザーを務め、中村学園大学と同じく短期大学で教鞭を執りながら、子どもとメディア、子育てなどに関する様々な研究や活動を展開する高山静子さんを講師に招き、記念講演「今だから地域で子どもを育てよう~メディア漬けの時代に大人ができることは?」があった。
 高山さんは講演で、テレビやビデオ、DVDなど映像メディアの視聴が、乳幼児から子どもたちの発達に及ぼす影響について、「現在は泣く赤ちゃんをあやすビデオ、DVDがある。これを使ってしまう両親がいることも、核家族化が進み泣く子をあやした経験のない親が誕生し、そうした物に頼ったとしても不思議はない。実際に初めての子どもが生まれた時、自分もどうしたらよいかわからず、相談する相手もなく、とても困った経験があるが危険である」と警告。
 「三歳まではそうしたメディアを利用しているうちに、あまりに残酷でリアルなものは別にして、内容に関係なく、子どもが映像を見続けることで、その発達に必要な人とのかかわり、遊び、生活体験が奪われることが問題。情緒が未発達で、心身の痛みなどに共感できない状態に陥り、成長すると親になりきれない親になり、さまざまな問題行動へつながる」とも話し、ノーメディアデイの設定、子どもと人の居場所がある空間、地域づくりを一と強くアピール。
 さらに日本小児医会の提言▽二歳までテレビ・ビデオ視聴を控える▽授乳や食事中のテレビ・ビデオは止める▽すべてのメディアへの接触時間を一日二時間とし、テレビゲームは一日三十分までが目安▽子ども部屋にテレビ、ビデオ、パソコンを置かない▽保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールづくり一を紹介、脱メディア漬けを訴えたが、同感である。
 この講演でも、コントロールされる側からする側への移行が、受講者らに訴えられた。これは今、本市を含めて様々に変革期を迎えた社会にとって、人々への最も重要な言葉の一つである。それは、今風に言うと無意識化から脱却ということでもある。

○ひとしずく

一昨日の夕日は、赤く染まる雲の形も素晴らしく、本当に美しかった。しばらく我が家から見入ってから、あわてて渡良半島の牧崎へ向かったものの、少しばかりタイミングを逸してしまった▼それでも壮大なスケールで展開される、暮れゆく夕空の美しさは格別で、何人かの市民が先端の絶壁近くから見入り、携帯電話のカメラに収めながら、すっかり日が落ちて目の前の大海原に漁り火が灯り始めるまで、じっと見入っていた▼夜は夜で満天の星空となり、無数の星が流れるような天の川、名前はわからないが美しく瞬く星が何とも愛らしく見え、それこそ牧崎にでも行って寝そべって見上げていたい。などとも思ったが、グーッと鳴いた腹の虫を気づかい、岳の辻頂上近くの西側展望所を後にした▼日が沈むと昼間の暑さから解放され、夜の星空観察は少々ひんやりとした空気が心地好く感じられ、鳴いている虫たちの音も、妙に心に染み入るようで、秋という季節の深まりがここでは意識され、この自然に寄り添うように一というか、その心地好さを肴に、一杯やりたいような気がしてきた▼種田山頭火の俳句に「一杯やりたい夕焼け空」という句があるが、その時の彼の気持ちが、何とはなしに感じられるような夕日を眺め、星空を見上げた記憶の中に、余韻のように広がる共感があり、心にも響いていたように思われた。

2007年9月6日号 第4400号  

9月6日号 一主なニュース一

○「市民に必要なよりよい病院」を 一今月中に答申提出へ市病院事業運営審議会一

 経営上の課題と対策について審議する本市病院事業運営審議会(会長・小曽根洋県自治体病院等開設者協議会事務局長、九人)の第六回会合が三日、市民病院二階会議室で開かれ、本市立病院の役割・あり方に関する報告書=答申案=がまとめられた。
 答申案は、市民病院の果たしてきた役割、現状、あり方、経営上の課題と対策、経営形態のあり方に加え、かたばる病院のあり方など五項目からなり、「市民にとって必要なよりよい病院」を目指し、改革に取り組みたい一とした。

○3種目で7つの大会新記録 一児童から一般延べ1213人が出場一
 一第30回壱岐ナイター陸上競技大会一


壱岐陸上競技協会(目良徹郎会長)主催の第30回「壱岐ナイター陸上競技大会」が1日、郷ノ浦町、大谷グラウンドで開かれ、トラック、フィールドの33種目に、市内全小中学校から小学生4年生から一般まで878人が応募(延べ出場者1213人)して、学校やクラブなどで積んできた日ごろの練習の成果を発揮、高い水準の競技が繰り広げられた。
 今大会では、3種目で7つの大会新記録が出ており、特に高校男子3000メートルでは1位から4位までが大会新記録という快挙となった。


自己ベストを目指し走る参加児童

○ 第7代横綱に久間拓海くん(郷ノ浦幼稚園) 一元大関栃東親方、壱岐の嶋も観戦一
 一第10回大会を迎えた一支國幼児相撲一


 本市の島おこしイベントとしてすっかり定着、毎年恒例の行事となった「一支國幼児相撲大会」(同大会実行委員会主催)が今年も1日、芦辺町、離島センター横の全天候型多目的施設で開かれた。
 会場には取り組みや栃東親方らを見ようと、園児の保護者や地元住民、市民ら約2000人(同実行委員会調べ)が訪れ、今年も大変なにぎわいを見せた。
 今大会は第10回目の記念の大会で、取り組みには市内9幼稚園から38チーム、5保育所13チームに加え、第1回大会から連続出場の壱岐団地めぐみ保育園から3チームが参加して、個人戦に73人、団体戦に279人の“ちびっこ力士”が出場、優勝を目指した力のこもった取り組みが続いた。また今回も壱岐高校放送部と壱岐商業高校報道部が呼び出しを行うなど大会運営に貢献した。


力と気合いの込もった熱戦を展開する子どもたち

○社説 壱岐産、24万円超のノコギリクワガタ

 壱岐で採集された全長が七・五センチもあり、その大きさはギネス級というノコギリクワガタ(オス)が、ネットオークションで二十四万五千円で落札されたという。
 このニュースを聞いて、近ごろすっかり無沙汰している福岡市で肉屋を経営する釣友が思い出された。彼は、知り合ってから結婚するまでの数年間、毎月のように来島し、そのたびに二人でクロダイ=チヌを狙い、あちこちで竿を出した。
 彼は潮だまりなどの小さな魚をすくって持ち帰り飼ったりもしていたが、かなり昆虫が好きで、自宅の二階にクワガタを繁殖、飼育するための部屋を設け、成虫の販売なども手掛け、来島した際に見つけ、採集したクワガタが珍しい場合、”新種発見か”と専門家に調べてもらう一といったこともしていた。
 その彼が言うには、壱岐には、珍しかったり興味を引かれる昆虫が多く、真剣に研究、調査すれば、何か新たな発見があるかも一と、次こそは釣りではなく、クワガタをはじめとして昆虫採集に来たい一と言っていたのが思い出される。
 珍しい国外のクワガタの養殖一販売や公開など、なかなかおもしろい商売になるかも一などと話す人もいるが、これがあのタイワンリスのように島内にはびこって、在来種と交配して他を駆逐するような状況も予想される。そうなれば、虫を通して見た壱岐の島の自然は危機的な状態ということになり、そうならなければよいが…。
 そのネットオークションで高値で取引されたクワガタは、正真正銘、壱岐産のノコギリクワガタで、そうした壱岐が育んだ驚くべき資質を持った昆虫が、まだこの島に数多くいるとするなら、その自然環境は豊かなものであると言え、古くからこの島で繁殖してきた生き物の、これまで通りの生棲、環境を守ることは、島のアイデンティティーを守り伝えるという、枠を超えた取り組みともなろうし、島の自慢一自信につながるものともなろう。
 今、様々な動物が昆虫を含めてペットとして飼われているが、その生き物を逃がさずに飼うことも、重要なルールである。確かに一部では手遅れかもしれないが、”昔ながらの”という言葉の重さが、クワガタの落札というそのニュースから連想される。そこには大切にしていかなければならない、この島の素晴らしさ、要素が詰まっていよう。よくよく見つめ観察するうち、これまでにない視点から、その要素に新たな一面が加わるなどの発見もあるかもしれない。 昆虫、動物、自然、歴史、文化などなど、同様の方法で、潜む新しさを探ってみることも、壱岐の地域振興には必要かも。

○ひとしずく

今夏は最近まで黄桃に凝って、たびたびスーパーで買って食べていたが、もうシーズンが過ぎたのか、その姿は見られなくなり、今は、ナシ、特に二十世紀を中心に、ブドウをメニューに加え、野性味が感じられて酸味が旨いリンゴ・紅玉が店先に並ぶのを首を長くして▼それにしても、スーパーは季節を一足早く先取りして、果物や野菜など並べている。眺めているだけでも楽しいが、先月中旬くらいから新物のサンマが口に入るようになり、脂が乗ったその味を塩焼きはもちろん、刺身などで、これも流通、輸送技術の進歩のお陰げと、秋を代表する旬の味をありがたくいただいた▼秋は、馬肥ゆる秋と言われるくらい、食べ物が美味しくなる季節である。季節が深まれば鍋料理もよい。私のように、ダイエットが是非とも必要な体型をしている者にとっては、非常に厳しい困った季節でもある。多様な「食」に通じる知人の説によると、果物を食前、食後とタイミングを図りながら食べるのがよいそうなのだが、そういう本人の体形もこの私に似ているだけに、今一つ説得力に欠けていて▼秋はまた、スポーツ、文化の季節でもある。適当な運動で余分なエネルギーを消費して、爽やかな心持ちで食を含めた多様な文化を楽しみたいものである▼身体を思い十分に配慮しながらこの季節を一ということである。

2007年8月31日号 第4399号 

8月31日号 一主なニュース一

○イルカパーク再整備に期待 一市・壱岐北部海洋性公園開発計画一



 本市は昨年度、本市の観光振興策の一環として、本島北部の観光資源、施設の総合的な開発計画となる壱岐北部海洋性公園開発計画を策定した。
 現在のような公園に整備して平成七年にオープン、平成十年から十二年まで三年間にわたり、イルカと一緒に泳げる「ドルフィン・スイム」を行った期間のピーク時には、年間七万人を超える入場者を集めたイルカパークのリニューアルを含め、串山海水浴場、辰の島、若宮島、名烏島など、勝本を中心に地域活性化ともなる同海洋性公園開発計画は現在、市がイルカなどに関する調査を行い、今後、発信機をイルカに着けた県による資源調査など行う方向で進められているという。

○バスケット男子で壱岐B優勝 一7競技に約380人が出場一
 一長崎市で第56回県青年団体育大会一


 県青年団連合会主催の第56回県青年団体育大会が25日と26日の両日、長崎市、長崎東公園コミュニティー体育館を総合開会式場に7会場で開かれたが、本市からバスケット男子の部に出場した壱岐Bチームが見事、優勝を飾った。


バスケット優勝の壱岐Bチーム

○ 職務質問の技能競う 一署員18人、9組が出場一
 一壱岐警察署、職務質問競技会一


 壱岐警察署の職務質問競技会が二十八日、同署の駐車場で開かれた。
 同競技会は、地域警察官の現場執行力の強化を図るため、犯罪の検挙と抑止に有効な職務質問の技能向上などを目的に行われ、今年は九組十八署員が出場して、まさに本番さながらに行われた。
審査の結果、一位には、佐藤宗清巡査部長・平野尚義巡査部長(勝本警察官駐在所)が選ばれ、二位は相良義貴警部補・原田泰介巡査長(自動車警ら班)、三位には久間健二巡査部長(鯨伏警察官駐在所)・鶴田武巡査部長(志原同)が入った。


本番さながらに緊張感のある大会

〇自著のエッセイ 21冊市教委へ 一勝本町出 身平野惠以子さん一



 勝本町出身で福岡県大牟田市在住の平野惠以子さん(73)はこのほど、壱岐の子どもたちに読んでもらえれば一と、エッセイ「ゆうとうかんのつぶやき」(A5版、二百四ページ)を二十一冊、市教委に寄贈した

〇 本市焼酎メーカー3社も出品 一中国北京、食の国際見本市一

 中国・北京市工業促進局など主催の「第三回中国国際餐飲(さんいん)・食品博覧会」が三十一日から三日間、同市の北京展覧館で開かれ、本市の焼酎やカステラなど県産品を、本県の七企業、団体が食の国際見本市に出展する。
 県の「長崎ブランド産品輸出促進事業」の一環として取り組まれ、本市から出品するのはいずれも焼酎メーカーで▽壱岐の華=▽壱岐焼酎協業組合=▽玄海酒造=

〇NPO化に向け記念講演会  一2日 ばさらの会一

 女性の社会参画を環境、政治、経済、教育など、多様な視点から支援し推進する福岡市、ばさらの会(勝本町出身、大野二三四女史主宰)は現在、特定非営利法人=NPO=化を進めており、十月末にはNPOとして第一回総会を開きたい方針。
 同会は二日午後三時から、同市、福岡国際会議場で、設立に向けた記念講演会を開催する。講師は先の参院選に自民党から比例区から出馬、当選した義家弘介氏

○社説 さあ、2学期スタート

 ”雷が鳴ると季節が変わる”という言葉を、以前聞いたように思う。このところよく稲光りがして、昨日は雷鳴もとどろき、雨が時折激しく降ったりした。秋雨前線の影響だろうか。
 が、あまりに残暑が厳しいだけに、雨にも家に込もった熱を追い出すくらいに降ってもらい、あとは涼しさを運ぶ風に次の季節を感じながら毎日を一と思う。しかし九州管区気象台の三カ月予報では、「残暑は厳しい見込み」とされていた。
 それでも近所の柿は色づき始め、市内のあちこちで青いトゲに包まれた実をつけるクリの木が見られるようになり、最近では稲刈りが行われ、太い竹で組んだ竿に家族で稲を掛ける風景も見られ、暑さに向かうように元気いっぱいスタートした子どもらの夏休みもこの週末で幕を閉じ、来週からいよいよ二学期が始まる。毎年今ごろ夏休み期間中の天候が日刊紙で紹介されていたように思う。今夏はどれだけ晴れマークの日が並んだのか、猛暑の裏付けを一と思われ興味が持たれるが、台風が九州に上陸した際と、このところの数日以外はほぼ連日”お日様”マークか。
 今夏は壱岐に来て二十一年間で一番暑く感じられ、暑さが身にしみた夏だったように思うが、その暑かった夏休み期間中は、本市の子どもたちが巻き込まれるような大きな災害や事件、事故など起きず、今のところ無事に二学期が迎えられそうで、とても喜ばしいことであるが、これからの時期は、台風の来襲が増えるころとされ、連日、日刊紙の紙面には交通事故や水難事故のニュースが報道されており、そうした事態で始業式の日を迎えられない子どもたちがいることは、とても痛ましい現実である。
 その二学期が始まる九月は、二〇〇七年がいよいよラストの三分の一、いわばそれぞれの一年間の実り、収穫を実感することになる四カ月間のスタート月でもあり、その一日はまさに、この一年の締めくくりの日に向かう再スタートの日でもある。市内の各学校には、児童・生徒らの日に焼けた姿とともに、笑顔、歓声が戻ってくる。が、その顔が様々に明るく元気に輝くもので、光を失うような状況にないことを、新ためて祈念したい。それは子どもらの輝きは、生活、社会の健康さを反映するからである。
 さて、本紙も再スタートのこの月に「人は愛を全身で表す。言葉は、人間として生まれたからには重要な付属品だ。言葉を持つことにより、愛はますます高まった。私にとって言葉は世界そのもの、文字を綴ることにより言葉は愛に変わる」の言葉を、再度胸に深く刻み、本年の残りの新聞づくりに励みたい。

○ひとしずく

とても幻想的な夜だった。皆既月食をあんなにゆっくりと観たのは初めてで、徐々に月食が進み地球の大気層を通過した赤色の光が月面を照らし赤銅色の月に、そしてまた徐々に白く柔らかな光を放つ月へと▼二十八日午後七時近くに原の辻方面を見渡す岳ノ辻展望所に着き、皆既月食が見えてくるのを待ったが、あまりの蚊の多さに負けて郷ノ浦大橋へ、これが正解だったようで、ちょっぴり妖しげでなまめかしく感じられたその月を、しばらく眺め帰宅、いつもの月に帰るその月を、買い物に行ったスーパーの駐車場から見上げ、我が家の寝室から眺めた▼”ゲゲゲの鬼太郎”の月みたい一と言った子どもの声が妙に耳に残り、その赤銅色の月を観ていると、あの主題歌に乗ってその一行がやってくるような錯覚にとらわれそうになるものの、子どもたちのように自由にその幻想の世界を行ったり来たりもできずに…▼旧暦では七月十六日で十六夜の月が、月食後は何もなかったように夜の島をこうこうと照らし、浮かびあがる島の景色には、秋の気配が意識された。これから月の光はとても柔らかく照らされるものを包み込み、抱くような光に感じられ、月も照らされているものを眺めるのも、どちらもとてもリラックスできて素晴らしい▼忙しさに思いが詰まるような時は、月や星をゆっくり眺めてみるのもよいものである。

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