2006年4月26日 第4304号 

−主なニュース−



人口・行革―多角的に検討−第6回市庁舎建設懇話会−


市庁舎建設懇話会(会長・九州大学人文科学研究員・高木彰彦教授)の第6回会合が21日、市役所会議室で開かれた。2月に中間答申を長田徹市長に提出後、初会合となった会議では、昨年の国勢調査の結果や類似団体の資料をもとに、本市の減少傾向にある人口の見通しや行財政改革実施計画(集中改革プラン)に基づく市職員の削減など、多方面から求められる市庁舎の規模、形態について協議を進めた。



新キャンペーンレディもPR−5月3日 観光協会・壱岐どんたく隊−


ゴールデンウィーク期間中最大の祭りといわれる福岡市「博多どんたく港まつり」が今年も5月3日から3日間、市内のデパート前や天神、明治通りで開かれる。壱岐観光協会(村田好弘会長)も3日、約80人の

2006年4月21日 第4303号 

−主なニュース−



大規模災害時の支援活動など−県建設業協会壱岐支部と協定書締結−


県壱岐地方局


県壱岐地方局(本田哲士局長)は20日、(社)長崎県建設業協会壱岐支部(中原達夫支部長)と「大規模災害発生時における支援活動に関する協定書」を締結した。同協定は、地震や大型台風により大規模な災害が発生した場合、市内公共土木施設はじめ、市民の安全を確保するため、初動活動や正確な情報の把握などの支援活動を目的としており、今協定書では、34事業者が締結。県内では第7番目の締結となった。



強風で市民の足大きく乱れる


激しい夕立、雷、強風による大シケ―と激しい変化の天候が続いたが20日、今年一番と言える程の西風が吹き荒れ、台風並みの天候となり暴風波浪警報が前日午後9時過ぎから発令された。この日は長崎海洋気象台の発表によると、波の高さは6?bにも達し、この大波により九州郵船のジェットフォイル、カーフェリーは、海上大シケのために欠航となり、市民の生活にも影響が出た。また、郷ノ浦港から、大島・長島・原島を結ぶフェリー、みしま丸も第3便から長島に風の影響で寄港できなくなった。

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波が洗う郷ノ浦港



今年は6月4日に開催−出場者募集始まる−


第18回壱岐サイクルフェスタ


地域起こしのイベントとして定着し、毎年全国から多くの参加がある「壱岐サイクルフェスティバル」(同実行委員会など主催)が今年は6月4日、本島を1周する特設コースで開催されることになり、同実行委員会は5月18日まで出場者を募集している。平成元年に始まり、今回で18回目を迎える同フェスタでは、日本自転車競技連盟の本年度登録選手を対象に50?`を競う「壱岐サイクルロードレース」と一般50?`、30?`(20歳以上)、ヤング30?`(15歳から19歳までの男子)、シニア30?`(40歳から49歳までの男子)など6種目を競う第18回「壱岐チャレンジロード」、小学5、6年生と中学1年生から3年生が8?`を競う第6回「ジュニアチャレンジロード」が行われる。また、昨年の大会で事故が発生したため、より安全を追及し、コースの一部が変更となっている。



島外から14チーム−壱岐市長杯争奪−


第3回硬式少年野球大会 


フレッシュリーグ九州硬式少年野球連盟・九州北部支部所属の壱岐ブルーバード球団(清水正孝代表)主催の第3回「チャリティ壱岐市長杯争奪硬式少年野球大会2006」がG・W期間中の3日から3日間、メイン会場の芦辺町、ふれあいグラウンドほか、3会場で開かれる。島内外の少年野球球団の友好と親睦、少年少女の健全育成を目的に毎年開かれ、壱岐ブルーバードを含め、福岡や佐賀、大分、宮崎方面から小学3チーム、中学12チームの合わせて15チームが出場する予定となっている。



石田アップルが優勝−家庭婦人バレーボール大会−


壱岐家庭婦人バレーボール連盟主催の第27回親和銀行杯争奪・家庭婦人バレーボール大会が16日、石田小学校文化体育館で開かれた。市内から10チームが出場した同大会では、リンクリーグ2パートで予選が開かれ、上位2位までの合わせて4チームによる決勝トーナメントが行われた。決勝戦では、A、Bの両パートを1位で勝ち抜いた石田アップルと武生水の対戦となり、石田アップルがセットカウント2―0で昨年に続き優勝した。



男子武生水、女子石田が優勝−中学バスケット春季大会−


本市バスケットボール協会(西村宏章会長)主催の市中学校バスケットボール春季大会が15日、武生水中学校体育館で開かれた。大会の主な結果は次の通り。▽男子?@武生水?A沼津▽優秀選手=浦田将馬、永村龍之介、原田大貴(以上、武生水)▽女子?@石田?A武生水▽優秀選手=大桑千佳(石田)、喜多栞奈(同)、川崎はるな(武生水)



郷ノ浦幼稚園児が1日局長に−「郵政記念日」ちなみ郷ノ浦郵便局−


郷ノ浦郵便局(大坪広道局長)は20日、「郵政記念日」にちなみ、同局で第72回記念式典を開いた。式では、職員の事業優績表彰や部外功労団体への感謝状の贈呈があり、郷ノ浦町漁協と医療法人・玄州会光風が郵政事業に貢献したことが称えられ感謝状が贈られた。この日は一日郵便局長に郷ノ浦幼稚園園児が任命され、式後に行われた「ポスト感謝祭」では、同園児らが、同局前とRIC酒店前にあるポストを、日ごろの感謝を込めて磨いた。

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ポストを磨く園児たち



改修を終えて営業再開−石田町、松永記念館−


石田町印通寺浦、松永記念館は、天井の資材に白石綿(クリソタイル)が使われていたとして、昨年8月24日から工事のため休館していたが、三月末で工事が終了し、4月1日から営業を開始している。

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ひとしずく


1人で食事をしている時に、ふと「この姿は、本当に食事をしているのだろうか」と考えることがたびたびある▼最近は、本紙でも毎月11日号を中心に四面の“女性とくらし”で「食」の問題を取り上げているが、「食」に関する安全、安心の視点から始まり、非行など生活の乱れ、無気力になり失われる意欲、生活習慣病、そして消えゆく地域の伝承文化に至るまで、食が大きく影響しているのではないか―と、シンポジウムや講演、研修など様々に取り組まれている▼食は、本紙のそのコーナーで紹介した、例えば、日本人の伝統食、アワ、麦、赤米など、いわゆる雑穀数種類を白米、玄米を合わせて炊いた飯を主食に、納豆など古くから食べられてきた大豆の発酵食品、そして旬の有機野菜類を中心に食べるなど、これまでの食の有り方を見つめ直し、たっぷりと時間と手間が掛かった安全、安心の素材を、ありがたくいただく―といった、スローフード的考えを取り入れた食事まで、多様である▼この忙しい時代に、「時間的な余裕がない」「空腹感をおいしくスピーディーに満たせれば、ファーストフードでもよい」「菓子のような栄養補助食品で済ませても構わない」「金が掛かる」などといった言葉が、先に記したような「食」の有り方について、大きく聞こえてきそうである▼それでも、壱岐ではこの問題にそれぞれにチャレンジを始めた女性たちがいる。是非とも頑張ってほしい。



社説   やはり、鍵は地場産業の育成か


県紙と言われる長崎新聞の「データのつぼ」というコーナーで、県内市町村の民力度=親和経済文化研究所のデータによる=を基に、市町村合併後の地域の有り様を―と掲載されていた。国の極端な財政難、そして地方自治体のそれによって、推進されてきた市町村の合併は、本県では壱岐を皮切りに、2005年4月1日には11市33町1村体制になるが、2005年3月1日現在で計画されている合併に基づいた民力度、成長度が記されており、県全体のトータルな経済力を100ポイントとして各地域のポイントが様々に割り出されている。



まとめられた資料をパソコンを使って開いて見ると、本市の民力度は(1人当り)、総合で11位の104・61で、基本指数は103・93で7位、生産指数=7位、103・93、生産指数=11位、132・03、消費指数=13位、92・11、文化厚生指数=14位、76・15―で、23市町中、ほぼ中堅といったところに在る。合併後の成長度については、▽総合=8位、103・99▽基本=21位、99・71▽生産=4位、120・07▽消費=12位、100・31▽文化厚生=12位、103・31―とされており、生産が4位、基本・21位と大きく差があるが、8位と中域の上位の位置づけであるが、総合がトップの佐々町の場合は、基本指数=108・06、3位、生産指数=141・36、3位、消費指数=111・95、1位、文化厚生指数=108・58、7位―となっており、人口の増加を背景に、商業や医療面での整備も進んでいるようにうかがえる―などとされている。



また、合併後の民力度(1人当り)で、総合指数が大きい地域は、磁器産業が盛んな波佐見町で、このあとが水産業が盛んな小値賀町、病床数が多く医療設備が充実している江迎町が入っており、各指数の状況から、商業・医療の充実については都市部に集中しているが、生産活動は、人口の規模の影響をあまり受けず、地場産業や工場立地の有無が重要となろう―などと示されている。ここで民力度、成長度のアップ、即ち地域振興のポイントは、人口の増加が背景にあり、地域の産業、地場産業が盛んであり、商業と医療面での整備が進み充実していること―が上げられるが、さて、これがそのまま、本市に当てはめて考えられるかというと、とても厳しい。とすると、人口の規模にあまり影響されない―とされる地場産業の育成ということになる。以前、若い経営者から聞いたように、これまで以上にその育成の必要性が求め、問われよう。


2006年4月17日 第4302号 

−主なニュース−



県が1地区、1個人住宅を認定−芦辺町・長嶋家住宅をまちづくり景観資産に−


勝本浦を美しいまちづくり重点支援地区に


県は3月31日付けで勝本浦地区を「美しいまちづくり重点支援地区」に、芦辺町諸吉仲触、長嶋家住宅(主屋、石垣)を「まちづくり景観資産」に認定した。



踊り隊への参加者を募集中−壱岐観光協会−


ゴールデンウィーク期間中最大の祭りとされ、毎年全国から約200万人が訪れる福岡市「どんたく港まつり」が今年も5月3日と4日の両日、市内のデパートや天神、明治通りで開催されるが、壱岐観光協会は同まつりのパレードに、壱岐市民の代表として参加する「壱岐どんたく隊」のメンバーを募集している。募集人数は40人(応募者多数の場合は抽選)で、応募の条件は本市在住者。踊りは新壱州おけさで、練習日程などについては後日連絡があることになっている。問い合わせなど詳しくは、同協会事務局(電話47―3700、47―5302)へ。



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2006年4月11日 第4301号 

−主なニュース−



好調な市に広がる安堵感−販売額4億9,987万円−


市農協・4月子牛市


本市でBSE感染牛が3月に確認されて以後、販売価格の行方など、大きく注目されていた本年度第1回目となる本市4月子牛市が9日と10日の両日、芦辺町国分、壱岐家畜市場で開かれた。不安視されていた販売者数も2日間で前回並みの延べ約100人が来場、2月に続き高値で好調な取引となった。



初代会長に大野二三四女史−九経連『九州女性の会』−


福岡方面に住む壱岐出身者が集う福岡壱岐の会の元会長で、福岡市への提言活動など展開する「ばさらの会」を主宰する本市勝本町出身、大野二三四女史(84)は18日、九州・経済連合会=九経連=(会長・鎌田迪貞九電会長)に、新たに創設される「九州女性の会」(仮称)の初代会長に就任することになった。



ウィーンから帰国−郷ノ浦町、画家−


濱英二氏


文化庁の平成17年度新進芸術家海外留学制度で特別派遣在外研修員として、オーストリア・ウィーンに留学していた郷ノ浦町、画家、濱英二氏の帰国記者発表が12日、文化ホールで行われる。濱氏は留学中の制作活動やウィーンで制作した作品=初公開=の解説などする予定。



球春・プレーボール−第1節に6ゲーム−


壱岐少年軟式野球連盟・日産杯リーグ戦


「球春」―春の高校野球も終わり、プロ野球の両リーグが開幕、ボールゲームのシーズンが到来した。 本市でも壱岐少年軟式野球連盟主催の日産リーグ戦が9日、勝本町、B&G、天ヶ原両グラウンドで開幕し、9月までの約半年間にわたる戦いが幕を明けた。同リーグ戦は勝本、那賀、田河、八幡、瀬戸、盈科、石田、霞翠、鯨伏、箱崎の市内10小学校の軟式野球クラブが出場し、9月の第6節(最終節)まで1チーム9試合を戦う総当たり戦で、昨年は勝本が全勝優勝を飾っている。



今年は7人が入学−郷ノ浦支所で入市式−


壱岐高校・離島留学生


壱岐高校(川本敏光校長)の本年度・離島留学生入市式が10日、郷ノ浦支所で開かれた。今年の同校の離島留学生は、中国語専攻5人、歴史学専攻2人の合わせて7人。



潮風に耐えて咲く生命力に心動かされて−日本画家・笠青峰さん−


「壱岐の山桜を海から見た素晴らしい絵が、3月25日から博多の日航ホテルで展示されますよ。」
前回の女性欄、「自然の食物・手当てで健やかに生きる」のコーナーで紹介した、佐賀県江北町で古代米を作る武富勝彦さんが先月壱岐を訪れ、雑穀グループの仲間と島内を案内した時に、そう話してくれた。武富さんは、笠青峰=りゅうせいほう=画伯と親交があり、個展よりもひとあし先に湯布院のアトリエで「壱岐海桜」を見る機会があり、その美しさ、迫力にとても感動したという。笠青峰・日本画展??人生即櫻交響曲?≠

2006年4月6日 第4300号 

−主なニュース−



結束して観光振興を−63人に修了書授与−


壱岐地区「しま自慢」観光カレッジ


「ながさきしま自慢観光人材育成協議会」主催の壱岐地区「しま自慢観光カレッジ」(学長・長田徹市長)の修了式が31日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれた。修了式では、コースにより2回から7回の講義を終えた▽観光ガイドコース14人▽地域コーディネーターコース6人▽ブルー・グリーンツーリズムコース3人▽商品開発クリエーターコース13人▽複数のコースを受講した27人の合わせて63人に修了証が手渡された。



本市分は約55億6千万円−本年度国・公共事業予算−


国の本年度予算がこのほど決定し、本県三区選出の衆院議員2人から、本市関係分の公共事業予算の配分額=国庫補助事業か所別予算額=について連絡があった。それによると、新規分は水産業で漁場に保全に対して7千万円、まちづくり交付金として原の辻遺跡周辺の整備で1億8,100万円、同交付金の郷ノ浦地区の道路整備などで4,400万円の予算が決定している。本市分の全体額は、55億6,004万円となっている。



第1便が半城湾内遊覧−35人が壱岐ヤマザクラ楽しむ−


勝本町漁協・海上見学


本市の観光で今春、注目の」体験型観光メニューの一つ、郷ノ浦町半城湾内での勝本町漁協による「壱岐ヤマザクラ海上見学」の第1便が2日朝、同湾、麦谷漁港から出港した。当日は、海を渡る春風は少々冷たかったが、この季節特有の移動性高気圧に恵まれた好天の中、本島を訪れた観光客35人が漁協の船に乗船し、湾内の斜面に点在するヤマザクラの群生を約50分間の行程で遊覧、カメラを片手に、海面に迫り出したヤマザクラをバックに記念写真を撮るなどゆっくりと楽しみ、乗船した観光客らは、「海から桜を見物するのはとてもユニーク。穏やかで静かな湾は雰囲気がいい」などと話していた。



脳神経外来を毎週土曜日開設へ−品川病院−


郷ノ浦町、品川病院は毎月第3週目の土曜日に脳神経外来を行ってきたが、このほど、脳神経外科医・宮城靖氏の招聘が決まり、今月1日から、脳神経外来を第3土曜日も含め、毎週土曜日の開設となった。



今春も9日に開催−壱岐国牛まつり−


壱岐島の春の風物詩の1つで、村おこしイベントとして定着、畜産振興や無病息災を祈願する郷ノ浦町牛方触、津ノ上山頂の牛まつり「壱岐国牛まつり」が今春は9日に行われる。



モダンアート展に石彫を出品−郷ノ浦町 種田和夫さん−


絵画・彫刻・版画・デザイン・スペースアートの各部門に、モダンアート協会の会員による作品が公開される第56回モダンアート展がきょう6日から、東京都上野の東京都美術館で始まった。会期は17日の休館日を除き21日まで。同会員で彫刻家、本市唯一の私設美術館であり、観光スポットにもなっている小さな美術館=郷ノ浦町石の神=館主・種田和夫さんの250?`を超す作品=石彫=が出品、公開されている。



ひとしずく


県広報広聴課はこのほど「長崎県の日本一・世界一part・10」という冊子(A4版、45?n)を作成した▼「日本で世界で長崎県が誇れるもの」が集められた。長崎は、鎖国時代に西洋に開かれた唯一の窓口であり、そこから始まった歴史、文化が数多くある。若い人の活力や熟練した人の技による世界での活躍もめざましく、県のナンバー1や事始めの情報がつめ込まれている▼県の魅力を知って、さらに好きになる手助けに―とされる冊子は、▽ナンバーワン編、優勝・表彰関係▽事始め編▽オンリーワン編▽日本三大○×編▽百選編―の6コーナーにまとめられており、島の数や面積、農漁業、動植物、自然に関するものなど、多数掲載されていてなかなかおもしろい▼壱岐関係では▽郷ノ浦町黒崎沖とされるサンゴ礁の北限▽原の辻遺跡の船着き場跡・石積み護岸・銅鏃、三翼鏃の出土数・木製楯・床大引材・鉄製金槌、権、歯・口の健康に関する図画ポスターコンクール小学高学年の部最優秀で三島小の高濱修一君、麦焼酎発祥の地、春一番などが紹介されている▼この冊子に関する情報提供、問い合わせは、同課広報班(電話095―895―2023まで。希望者は同広報班へ。



社説  風さそふ……「壱岐やまざくら」


市内のサクラの花はそろそろピークを過ぎたのではないかと思うが、今春は、新1年生を迎えるサクラの花が、例年になく多く残っているように思う。日ごとに鮮やかさが増してきた壱岐の島の野山のあちこちで、見事に花を咲かせているヤマザクラが見られ、注目される半城湾内の斜面に咲くヤマザクラを船が眺める観光メニューもスタートして、好評のようである。本島の照葉樹林の緑の中に、ポッ、ポッ、ポッと、明りが灯るように点々と咲く「壱岐やまざくら」は、「ツクシヤマザクラ」系統で、花が大輪多花性で、色は純白から淡紅色まで品種によって様々で、「天狗巣病」に耐病性、耐潮性、萌芽性が強く、成長も早く寿命が長いなどの特徴があるとされ、まったく美しい花を咲かせている。何かたくましさと生命力が感じられ、市の花木・ヤブツバキと共に、壱岐を代表する花木である。



そのやまざくらの花の特徴から命名された自生の桜は「鶴亀」「恵比須」「大谷」「鯨伏」「若宮」「筒城」「花神」「曽良の夢」「白翁」「越天楽」「龍神」「満天銀河」「天使の舞い」など、所在地の名を冠したものから、イメージが豊かに膨らみそうなものまで20種類にもなるというから、何とも素晴らしい。今、島の自然の中で成長する壱岐ヤマザクラを、是非とも大切に咲かせ続けたい。



壱岐では「花見」のことを「花散らし」と言うが、今週末が天候に恵まれれば、まさに散る花を愛でながらというところであろう。先日、雨が降るなか、毎年、その咲き具合が気になるサクラ=これはソメイヨシノではないかと思う=の花が折からの風に吹かれ花が散る様を見ていると、急に感傷的な心持ちとなり、あの「忠臣蔵」で義士たちの主君・浅野長矩(あさのながのり)が残した辞世の和歌が思い出された。「風さそふ 花よりもなほ われもまた 春のなごりを いかにとかせん」で、「風を誘うように散る花よりも、私は春を名残(なごり)惜(お)しいと思うが、どうすることもできない」という歌とされ、決して今の自分が死を目前にしているわけではないが、その時の自分の心境にも似て、ぐっと込み上げてくるものがあり、その感動は日長一日続いた。そんなシーン、光景が浮かぶサクラの古木、ヤマザクラがある場所、市民それぞれの名所を募り、マップを作成し、巡るコースを設定してみるのも、また、趣きがあっておもしろいのではないか。同時に、サクラを観てその美しさを楽しめる心のゆとりを―とも思うが。





2006年3月31日 第4299号 

−主なニュース−



海洋都市として独自性強調へ−次年度事業計画など承認−


原の辻遺跡保存整備委員会


原の辻遺跡保存整備委員会(委員長・西谷正九州大学名誉教授)の本年度最後となる第3回会合が28日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれ、次年度の整備事業案を承認した。会合では、本年度復元整備事業計画の報告があり、高床主祭殿、平屋脇殿、大型竪穴住居の三棟の復元に着手(10月完成予定)したことや同委員会の環境復元、生活復元、施設管理運営、建物復元整備の4部会の本年度調査報告が行われ、それぞれ専門分野の委員が説明、協議された。



九州国立博物館で観光物産展−壱岐観光協会−


壱岐観光協会は23日、福岡県太宰府市、九州国立博物館(昨年10月開館)で観光物産展を開いた。
同展は、「時空(とき)を翔(かけ)るシルクロード壱岐」事業として行われ、壱岐神楽、新壱州神楽の披露、観光アンケートやパンフレットの配布などあり、物産展は展示物への配慮から屋外で行われたものの好評だったという。



男子盈科・女子霞翠が5位入賞=男女43チームが出場=


唐津市 虹の松原カップ駅伝


第18回・虹の松原カップ西日本選抜小学生クラブ駅伝大会(唐津市、同実行委員会主催)が26日に開かれ、男子の部に出場した盈科と女子の部に出場した霞翠がともに5位に入賞した。同大会には、九州各地の小学校陸上クラブから男子の部に25チーム、女子の部に18チームのあわせて43チームが出場して、日ごろの練習の成果を発揮して健脚を競い合った。男女とも国民宿舎虹の松原ホテル前をスタート・ゴールする7区間15?`のコースでタスキを繋いだ。



団体はわかみやが優勝−第6回勝本町グラウンドゴルフ−


第6回勝本町グラウンドゴルフ大会(同協会主催)が27日、同町、B&Gグラウンドで公民館地区など18チーム90人が出場して開かれた。同大会では団体と個人の2部が行われ、グラウンド周辺のサクラは五部咲きと、春のさわやかな風が吹く中、10人がホールインワンを達成するなど出場者らは互いの健闘を歓び、楽しいひとときを過ごした。



勝本が2連覇−全日本学童選手権−


軟式野球大会壱岐予選


壱岐少年軟式野球連盟主催の全日本学童選手権大会壱岐予選が25日と26日の両日、芦辺町、ふれあいグラウンドと青嶋球場で開かれた。6年生が抜け新チームとなって2回目となった同大会には、市内の10小学校が出場、トーナメント戦で争われた。2日目に行われた決勝戦は、那賀と勝本の対戦となり、7―1で勝本が那賀を破り、今月初旬に行われた新人戦(同連盟主催)に続き優勝、2連覇を飾った。3位は八幡。上位の勝本、那賀、八幡には5月3日から3日間、大村市で開催される県大会への出場権が与えられた。



モダンなデザインのビルに=4月1日供用開始=


芦辺港・新ターミナルビル


本市の東の玄関口、芦辺港ターミナルビルの新築工事が4月1日の供用開始に向け最終整備の段階に入った。旧ターミナルビルの老朽化に伴う同事業は昨年3月に着工、延べ床面積が旧ターミナルビルに比べ約2割増しの1,256・96平方?b、地上2階建て鉄筋コンクリート造りで、総事業費は約6億2千万円。



和歌山からイルカ3頭届く−勝本町、イルカパーク−


本市北部の観光名所の1つ、勝本町、イルカパークに30日、新たにイルカ3頭が搬入され、現在飼育されていた6頭と合わせ9頭となった。仲間に加わったイルカはオス2頭、メス1頭のバンドウイルカで、和歌山県、太地漁協から購入。到着したイルカは身体測定や採血などが行われた後、同パーク内の円型いけすに移された。



2組合が新たに認定される−特定農業団体−


特定農業団体に芦辺湯岳生産組合(山川光組合長、36人)が昨年12月26日に本県第一号として認定されたが、本市は28日、石田町池田西上生産組合(柳川信行代表、20人)と郷ノ浦町、平人生産組合(永田実代表、33人)の2つの組合を新たに認定した。



ひとしずく


高校球児たちの夢と憧れ―春の甲子園大会が23日に開会、連日、若さあふれるはつらつプレー、ゲームを展開し、まさに熱いドラマが繰り広げられる甲子園球場で応援する人、テレビ、ラジオ観戦の多くの人たちに感動を与えている▼あのユニホームが躍動する姿、野球というスポーツへ臨むひたむきな姿勢が素晴らしく、一つ一つのプレーから目が離せない。また、ベンチ入り出来なかった部員が、応援の生徒らと一体となり、チームの先輩や仲間たちのプレーに声援を送る姿も、時に過ぎたように感じられるものがあるが、これまた素晴らしいものである▼特に今大会では、大会7日目に15回を戦い抜いて引き分け再試合となり、翌日もまた、9回を気迫に満ちたプレーで、共に懸命にぶつかり合う姿が、大きな感動を呼んだ早稲田実業―関西のカードは、本当に見事なゲームであった▼さらに本県からの出場校・清峰が大会8日目、東海大相模との対戦で見せた延長14回を戦った勝利も素晴らしかった▼その甲子園を前に、プロの日本代表が、初代チャンピオンとなった「ワールド・ベースボール・クラシック」より強い感動があった▼野球に限らず高校球児たちのその姿に見習うべき点は多い。



社説   新年度のスタートに


笑顔が溢れる壱岐市づくりへの思いを込め「笑顔」、日々の暮らしの中で大きなキーワードとなる「喜び」、社会の格差が広がりゆく中で、それぞれに未来の力を信じ、自分や故郷の素晴らしさを見直して、心に刻むようにその力を高めながら、夢や希望へとつながってゆく「地力」、自らの道を照らし明るい1年にしようという、祈りにも似た思いによる「光」―と、「笑顔」「喜び」「地力」「光」の4つの言葉を配した元旦号から、早いものでこの年も4分の1を終え、いよいよ新年度・仕事の年としての1年、平成18年度が、その陣容も新たに力強くスタートする。県地方局、壱岐市、国の機関、事業所など、その新年度のスタートを控え、例年通りに春の定期人事異動が実施され、トップや部・課長とそれぞれの枠組みのヘッドとなるクラスから職員まで、その顔ぶれに新たなメンバーが交代、加わるなど変わり、1日も早く新しいチームによる布陣を整えて新たなスタートを切ってほしいものである。



今日、その異動により、まったく新たな職場へと動いたり、この壱岐が初めての離島勤務となる人たちも多いと思うが、できるだけ早くその枠組、「しま」の環境、仕事に馴染むよう努めるなかで、大いにこのしまの人、自然、歴史など周囲の様々なスタイルを、今さらのように冷静に、客観視しながら見つめ、役立てて欲しい。そのツール、方法の一つとして、本紙のような郷土紙を活用して欲しい。金子原二郎知事が今回の定期異動についての談話としてその中で、「『県民主役の県政』を基本に、県民が将来に向けて夢を持てる元気な長崎県づくりを」と発表している通りに。



また、新年度が動き出す4月は、ピカピカの小学1年生に象徴される新学期がスタートする。まだまだランドセルが大きく見える新入学の児童、制服というスタイルがその新たな社会を表している中、高校の新入生と、そうした児童、生徒たちを見るたび、彼らはこれからの壱岐―社会をどのように動かしてゆくのだろうか、また、動くように走ってゆくのか―との思いが動く。彼らが活躍する時代には、どんな状況が目の前に出現するのか、今の時点ではまったく見えてこないが、まずは個人として、よくよく自分を取り巻く環境と内面を見つめ、ただ考えたり批評したりするだけでなく、思う方向へ小さくても大きなものとなるであろう一歩、行動を起こしてほしい。はたして、そうせざるを得ない状況に到っているかもしれないが、そんな中にあっても、1人でも行動を起こせる人に―と思う。