2005年4月26日 第4225号 

-主なニュース-



全国から約400人が出席−海の森づくりこんぶサミット−


「海の森づくり こんぶサミットin おおむら実行委員会」(実行委員長・浦田俊信)主催の第1回「こんぶサミットin おおむら」の全国大会が22日、23日の両日、本県大村市シーハット大村で開かれ、全国から関係者約400人が参加した。同大会は「山、川、海の健康を取り戻そう」「海の森づくり運動を全国に広げよう」「“こんぶ”は地球と人を救うお医者さん」の3つをスローガンに掲げ、こんぶの海を浄化する働きや藻場としての特性に注目し、その利用方法や可能性について理解を深める場に―と、NPO、「海の森づくり推進協会」(代表理事・松田惠明)が共催。


 

豊作への願い込めて−各地で田植え、早期米−


本年産の早期米の田植えが24日、市内各地で盛んに行われていた。郷ノ浦町、大谷グラウンド近くの水田でも、夏を思わせるような日差しが照りつける日差しの中、黙々と田植えが行われていた。



渡良チームが優勝=中学女子ソフトボール=


九電杯、県大会壱岐予選


本市ソフトボール協会主催の九電杯中学女子春季大会・第33回県中学女子壱岐予選が23日、郷ノ浦町、大谷ソフト専用球場で開かれた。同大会には、渡良、勝本、箱崎、武生水の4チームが出場し、トーナメント方式で九電杯を目指した熱戦が展開され、決勝戦は渡良と箱崎が対戦、渡良が箱崎を打力で圧倒し16−6のスコアで制し、優勝、九電杯を奪取した。



署名数1万人を突破−選管に28日、署名簿提出へ−


壱岐市議会の解散を求める会


壱岐四町合併で在任特例を適用したことにより、議員数が62人に膨らんだ本市議会の定数を26人とすることで、本市の財政難解決に―と、住民投票も視野に入れ、議会に解散を求める署名活動を展開する「壱岐市議会の解散を求める会」のまとめによると、市内各地から集められた署名が24日に1万人を突破、25日現在1万2,490人に達した。同解散を求める会はこの日、同事務局で署名を集める受任者に集まってもらい、署名活動の確認などを行い、さらなる署名を集めるための運動をスタート、今日26日、議会事務局に副議長を訪ねて、経過を報告、瀬戸口和幸議長から「署名について重く受け止めている。6月定例会中に対応を決めることにし、連休中に議会運営委員会開催を要請し、状況の報告と今後の対応を検討したい」などのコメントが同求める会に出された。同会の東谷伸事務局長は24日、「28日に署名簿を壱岐市選管に提出し、29日から20日間のうちに有効、無効の審査が行われるが、費用の問題もあり、6月の定例議会以前のできるだけ早い時点での自主解散を」―などと話していた。



いよいよ5月1日開院−外来診療は6日スタート−


壱岐市民病院


市民待望の郷ノ浦町東触、壱岐市民病院がこのほど完成、5月1日に業務を開始するが、この日午前9時から、同病院の玄関前で開院式が行われる。壱岐公立病院(同町本村触)の老朽化に伴う移転新築により、その整備は旧四町合併以前から長きにわたって取り組まれ、紆余曲折を経てようやく完成に漕ぎつけた「壱岐市民病院」は、現在、外科医師2人のうち1人が内定しているものの、臨床研修制度などがネックとなり、市や議会など医師確保に尽力しているが、2人目の医師の確保ができていない厳しい状況にあり、市民の不安を抱えたままオープンを迎えることとなった。



ひとしずく


長崎市出島町に「呼吸する美術館」がコンセプトの県美術館が23日にオープンした▼本市で美術館といえば、郷ノ浦町、私設美術館・小さな美術館(館主=彫刻家・種田和夫氏)だけである。子ども―大人も含めて心の教育の必要性が問われ、情操教育の重要性が説かれるなかでである。充実した内容の図書館などもそうした点で大いに必要と思われる▼市の財政難がこうした問題を考えるとすぐに頭に浮かぶが、美術、文学、音楽、演劇などの芸術は、次の世代を育てる=個性豊かで、例えばトップランナーとしても大きなプレッシャーに自力で向かえるような人材育成を―と思うと、費用はかかるが必要なツールの一つではないか。中学生の文化部の活動の充実にも、それはあたるのではないか▼芸術、アートと向き合うということは、作品と自分との距離の中に、また、響いた音との間に、目には見えなかったり言葉で表現できない“何か”を見出したり、深く考え、作者がその作品に投影した心を感じ、共鳴、感動、また逆の思いを意識することではないかとも感じる▼こうした施設には、収益性は期待できない。が、心豊かな人材を育てる―の面も大きく有するだけに―ということである。



社説  −親と子新緑のつどい−


「春雨が穀物の発芽を促すころ」の意味がある二十四節気の一つ「穀雨」が20日に過ぎ、本市でも早期米の田植えが盛んに行われ、強い日差しや風、聞こえてくるカエルの鳴く声、フジの花の甘い香り―と、次の季節夏へとつながるイメージが自然界に満ち、その巡るサイクルに宿る生命力に驚かされ、感動させられることがたびたびある。壱岐の島の野山も季節が進み、彩り豊かに大小の花が咲き、照葉樹の山々は、若葉の緑と常緑樹の深い緑のコントラストが、絶妙な美しさを見せ、風にうねるその様は、とてもダイナミックで、ついつい見入ってしまい、早朝などはそのうねりに自分のリズムを合わせていると、その雄大な息吹に飲み込まれ、一体となった感覚を覚えることがあるほどで、この時季の照葉樹林の美しさは素晴らしい。



その“緑”を愛し、全国の緑化推進をアピールする第16回「全国『みどり愛護』のつどい」(国土交通省など主催)が23日、大阪府、淀川河川公園で、皇太子さまが出席、全国から都市の緑化活動の関係者ら約1,500人が参加して開かれ、皇太子さまが「淀川の地で生まれた『みどりの愛護』の波が大きく広がり、国内はもとより全世界の緑化に貢献することを期待します」などと、ご自身が研究対象にしている水運の例を挙げながらあいさつし、式典後に参加者らとヤマザクラを記念植樹したという。


本市でも来月28日、勝本町、イルカパークで、「親と子の新緑のつどい」として、今回も「森林は水源のかん養、大気の浄化、豊かな海づくり、人々の心の平安」など、人々に多大な恩恵を与えており、その恵に感謝し、緑化推進運動の一環として、緑豊かな活力ある美しい郷土づくりを―と開かれ、三島・筒城・勝本の三小学・緑の少年団員をはじめ、市内各小学校の代表、来賓ら約330人が出席して開かれる運びとなっている。



最近は、ガーデニングの普及、個人や団体による“花いっぱい”への取り組みが進み、美しい草花などで彩られている場所が増えているように感じられることが多い。これも緑化運動の一環ではないかと思う。身のまわりの小さな緑を大切にしたいとする市民の心が見えるようで素晴らしい。誰かに何かをしてもらうのではなく、その小さな環境美化の行動が、緑化運動に対する個人の一歩としてその場所に刻まれているし、大きくは世界の緑化運動にもつながっていよう。海の森づくりこんぶサミットが23日に大村で行われたが、山と海―壱岐の自然を守り育てることで人も育ち、ほんとうに人も自然も豊かな島に―と願う。


2005年4月15日 第4224号 

○1万人の署名を目指す−“決起大会・説明会に70人参加”−


壱岐市議会解散を求める会
「壱岐市議会解散を求める会」の議会解散を求める署名活動が13日から始まった。同会は署名活動前日の12日夜、1万人の署名を26日までの2週間で集めよう―と、署名活動への決起大会と説明会を、同町、文化ホール会議室で開き、集まった市民70人に、代表者の1人、辻川有也氏が「これからは国、県への依存からの自立を目指し、市民の将来のために市民一人ひとりの力を結集したい」などとあいさつ。続いて東谷伸事務局長が今後の活動の進め方などについて説明し、郷ノ浦町大原触の鮮魚店近く、同町志原触の建設会社近く、同町柳田触の事務局近くの3ヵ所に署名者数を掲示する看板を立て、市民に活動をアピール、毎日2回の事務局での会議(午後3時、9時)の実施、スーパーでの署名活動の実施などを行う方針を示した。署名を集める受任者数は14日午後2時現在180人に達しているという。



○渡良クラブが優勝=ナイターで熱戦=


桜花杯・市ソフト壮年SP大会
市ソフトボール協会主催の(株)昭和堂桜花杯争奪・市ソフトボール壮年SP大会が14日、郷ノ浦町、大谷ソフトボール専用球場、同グラウンドでナイターで開かれ、好試合が繰り広げられた。決勝戦は渡良クラブと芦辺クラブの対戦となり、渡良クラブが芦辺クラブを6−1のスコアで振り切り優勝した。



○コンクリート壁斜面検査−福岡・西方沖地震の影響調査−


県壱岐地方局・県砂防ボランティア協 
県壱岐地方局とNPO県砂防ボランティア協会は共同で11日から2日間、急傾斜地崩壊対策施設の緊急点検を島内17ヵ所で実施した。今回の同緊急点検は、3月20日に発生、壱岐も含め北部九州地方を襲った福岡県西方沖地震は、福岡の都市圏や離島に震度6強の大きな揺れで、深刻な被害をもたらし、1・3センチ動いた本島でも民家の瓦が落下したり火災の発生、岸壁に溝ができ、壁に亀裂ができるなど、約2億円の被害が出ているが、今回の調査では、急傾斜地のコンクリート壁に一層の傾きやひび割れなどがないか、異常の有無を検査した。



○瀬戸からスタート 6浦で開催 −風物詩

2005年4月11日 第4223号 

被害総額約2億円に


3月20日に発生した、震度6弱・福岡県西方沖地震は、福岡市方面の島々、都市に大きな被害をもたらしたが、壱岐でも約300年ぶりに震度5強の揺れが感じられ、危険を避けようと外に飛び出す市民の姿が見られた。県壱岐地方局が8日現在で被害状況をまとめ発表したが、まとめによると被害総額は約1億9千7百万円にも上っており、壱岐でも地震災害に備え、津波災害にも対処するための避難場所の確保と周知、防火訓練の必要性が高まっている。



輝く笑顔、新1年生=初山小に5人が入学=


市内各小学校で入学式
市内の小、中学校で7日、入学式が相次いで行われ、各校で新1年生が緊張した面持ちで晴れの式典に臨み、希望を胸に新たなスタートを切った。本年度の新入学児童、生徒数は小学生・319人(対前年4人増)、中学生・361人(対前年27人減)。郷ノ浦町・初山小学校(馬場達雄校長、62人)でも7日、第59回・入学式が行われ、ピカピカのランドセルを背負った新入生が初登校、男子3人、女子2人の合わせて5人の新入生が、2年生以上の全校児童と保護者、校長をはじめ教諭らが温かく見守るなか、担任の教諭から一人ひとり自分の名前を呼ばれると、元気いっぱいに返事をしていた。



860頭で4億3317万円=総平均価格503,694円=


JA壱岐・4月子牛市
本年度第1回目の農協・子牛市が9日と10日の両日、芦辺町国分、壱岐家畜市場で開かれ、前回2月市を成立頭数で31頭、総販売額で約3,919万円上回り、860頭で4億3317万6,450円を売上げ、この好結果に市場全体が明るく活気に満ちた。



風のささやき


『マザー・テレサ写真展』を観て
「親切で慈しみ深くありなさい あなたの出会った人が誰でも 前よりももっと気持ちよく 明るくなって帰るようになさい 親切があなたの表情に まなざしに ほほえみに 温かく声をかける言葉にあらわれるように」。
その日の郷ノ浦町、文化ホールの中ホールは、何か柔らかな香りに包まれているかのようで、とても温かな心優しい雰囲気が漂う、居心地のよい空間となっていた。ホールの空いたスペースに配置されたテーブルで、懐かしい友人たちに手紙でも書いたらきっと素敵な手紙になるのでは―と感じられるほど、リラックスした「場」になっていたように思う。これは、8日から文化ホールを皮切りにスタート、▽石田町、改善センター15〜17日▽勝本町、かざはや22〜24日▽芦辺町、つばさ30〜5月1日▽壱岐キリスト教会3〜5日の日程で、各町を巡回する「〜あふれる愛〜マザー・テレサ写真展」の会場の雰囲気のことである。この写真展は、日本の現状からは想像を超える貧困と病気に苦しんでいたり、死期が迫る人たちをケアするためにとインド・カルカッタに、開いた施設で、献身的に奉仕活動を展開するマザー・テレサ、その人柄に触れ、喜々として共に奉仕活動をする女性たち、ボランティアらの日常、苦しみから少しずつ解放されてゆく病人たちの表情と、マザー・テレサの大きな愛を重ねたかのように作品に写し出され、個人の心の平和、平安、喜び―といったものが、痛ましく見える情景を写した作品からも、画面を通してにじみ出て、そのスペース全体を満たしているように感じられた。冒頭の言葉は、会場で見つけ、心に強く響いたマザー・テレサの言葉である。こうした素晴らしい言葉も多く展示されており、是非、どこかの会場に足を運んでもらい、自分に合った言葉を―とも思う。



背負いかごいっぱい!−初日は初夏の陽気に多くの人出−


=10〜11日 待望の磯の口開け=
待望の「磯の口開け―解禁」が9日、10日の2日間、島内一斉に行われた。初日は、初夏を思わせる日差しの中、島内各地の海岸では、ウニ、サザエ、トコブシなどを探す人々で大賑わい。中には、この日を待ちわびた様子で、ウニを捕る道具など背負い籠に入れ、“いざ出陣”とばかりにバイクにまたがり、自分だけの秘密のポイント?へとさっそうと向かう人たちもいた。渡良方面で大きなかごを重そうに背負って磯から上がってきた男性は、「型は小さいけど、数は多く採れた」と、“大漁”の獲物に笑顔を隠せない様子。さらに、もう1人の男性は、「久しぶりだから足がガクガクです!明日もあるから、今日は早く帰ってウニやトコブシの海の春の恵みを味わいたい」と嬉しそうに話してくれた。次回解禁は22日から26日まで。



モダンアート展に今年も出品−郷ノ浦町 種田和夫さん


第55回モダンアート展が6日から21日まで、東京都・上野の東京都美術館で開催されているが、本市・郷ノ浦町在住、モダンアート会員の彫刻家で、小さな美術館館主・種田和夫さんの作品が出展されている。福岡展も6月7日から、6日間、福岡市大濠、同市美術館で行われることになっている。



米づくりに初挑戦−来島1年目の主婦、日??さん−


郷ノ浦町庄触、牧永護さんの“田んぼ”(10アール)で、夫について壱岐に来て1年の主婦、日??由里子さんが、早期米づくりにチャレンジしている。福岡育ちの日??さんは、稲が勝手に育って米が収穫できると思っていたが、昨秋、稲刈りを手伝ったことから、今年は米づくりをしてみたい―と思いたち、義理の父の友人でもある牧永さんに水田を貸り、牧永さんの夫人をコーチに、初夏の陽気となった9日も、姉とあぜづくりに精を出していた。「まったく未知の世界への好奇心からの初チャレンジですが、作業をしているとストレス解消にもなり、これからが楽しみです」などと、日??さんの収穫への夢は大きく膨らんでいる。



ひとしずく


天候に恵まれて初夏の陽気となった9日、郷ノ浦町、弁天崎公園では、家族や友人らと花見・花散らしをする市民の姿が見られた▼先日、福岡市内に住む友人が子どもを連れ、日帰りで来島した。あちこち案内するなかで北部九州での発生は予想もしていなかったと、気象庁の職員に言わせたあの福岡西方沖地震の影響で、体に感じられる余震が起きると、恐怖から体中に鳥肌が立ち、心臓がドキドキ早く打って、夜はあまり寝れない―などと話した▼その知人は、ちょうどその時、車に乗っていて玉突き事故に遭ったと思い、とっさに地震とは思えず、なぜビルの上から植木鉢などが落ちてきたのかもわからなかったという▼はたして、何とかマンション7階の我が家に帰ってみると、室内では食器棚から食器のほとんどが落ちて、割れたガラスや陶器の破片があちこちに飛び散り、居間のテレビも台の上からコードを引きちぎって落ちるなど、あまりの事態に、生活に絶望しかけた―とも▼以前に来島した時の印象で、壱岐の自然や歴史遺産などを訪ねることで、あの揺れで縮んだ心と体を、きっと伸ばしてあげることができると感じた。もっと早く来たかったけど―と話す友人の顔が、満開のサクラを見て浮かび、「海とみどり、歴史を生かす癒しのしま」の壱岐市の将来像も“まんざらでは”と思われた。



社説  −主役は市民、壱岐市づくり−


郷ノ浦、芦辺、勝本、石田の旧四町が一本化し、まさに壱岐が一つの島として、様々な広域的問題に一致して乗り越えクリアしながら、明日の壱岐の発展を目指そう―というような方向で、四町の合併がずい分以前から、オピニオンリーダーと呼ばれる人たち、島民の間で語られ始めてからそれが現実のものとなるまで、いったいどれだけの時間が経過していたのだろうか。紆余曲折をへてようやく合併が成り、壱岐市となって早1年と1ヵ月が過ぎた。今、その壱岐市の将来を見据え、人の心も暮らしもしっかりと安定し、おおらかにのびのびと、時に豊かさを実感できる社会づくりなど念頭に、基礎づくりが様々に行われて、いわば現在は、日本の国づくり神話のなかで、壱岐が「天一柱(あめのひとつはしら)」と呼ばれ、その姿を現す前の混沌としていた時代にも似て、確実な壱岐の姿が見える前の、非常に重要な時期に差し掛かっているように観じられる。



日本の国も世界も、いまだにそのスタイルやシステムが大きく変化し、善くも悪くも変貌を遂げようとしている現在、数十年前のように、国民が、何か一つの大きな力により動かされ、気がつくと思わぬ方向に流されていたというようなことがないよう、一人ひとりが社会の主役として自身を発揮できるようにしたい。常に周囲の環境や出来事に気を配り考え、その環境をそれぞれにとらえ、個人サイズから地域社会、市へと表現しながら行動する−など、望まれていようそ、それは進められる地方分権、三位一体の行財政改革―市町村の合併で、国や県から求められていよう独自性と自立、各層、ジャンルでの“責任”につながっているのではないか。



あさって13日から、壱岐市づくりの最も重要な基礎、議会の議員数を、合併時の特例により膨らんだ62人から、特例の期間中ではあるが、出来るだけ早い時期に定数の26人にして、財源難の壱岐市の行政コスト削減に−などとする市議会解散を求める署名収集をする住民活動がスタートする。それは地域の人々が知恵を出し汗を流して、民意が反映される議会を求めて展開されるが、その署名の用紙が手元に届き、サインをする時は、ただ漠然とサインするのではなく、議会が定数になり壱岐市づくりに向けて動き始める際に、自分はどのようにその議会とかかわり、どのような進路をとってほしいのかなど、壱岐市の将来への思いを込めたい。その意思の表れが、民意を反映する壱岐市づくりの一歩ともなるからである。


2005年4月6日 第4222号 

第1に壱岐の海を守る†万全の体制で壱岐海保安署†



唐津海上保安部壱岐分室が今月1日から、同保安部壱岐海上保安署へ昇格された。同壱岐分室の昇格は、相次ぐ密漁や漁具への被害などの防止、海の治安維持といった点からも、それを望む島民の声が以前から強くあり、今回の昇格に島民の寄せる期待は大きい。同保安署は壱岐周辺海域の海上保安体制を強化するため、壱岐分室から昇格され、それに伴い、所属の巡視艇もこれまで配属されていた

2005年4月1日 第4221号より 

いよいよ4月1日スタート−合併認可書交付式、壱岐市商工会−


壱岐四町商工会は4月1日に合併し、「壱岐市商工会」となるが、県の合併認可書交付式が24日、壱岐支庁第一別館会議室で、四町の各商工会長や本田哲士壱岐支庁長、県商工労働政策課・小島明課長、県商工会連・長町忠一副会長らが出席して開かれた。


同交付式では、本田支庁長から、四月一日付けで新会長に就任する横山省三石田商工会長に合併認可書が手渡され、本田支庁長が「更に一体性を高めてもらい、壱岐全体の商工業発展のために一丸となって努力していって欲しい」などと祝辞を述べ、横山会長は「合併認可の交付を受けることが出来てありがたい。4月1日から壱岐市商工会としてスタートし、更に大きな使命を持ち、地域全体と商工業の発展を目指して努力したい」とあいさつした。



部長級6人、110人が動く−本市・春の人事異動−


壱岐市は22日、4月1日付の人事異動を発表した。


異動の規模は▽部長級6人▽課長級16人▽課長補佐級6人▽係長級19人▽係18人▽新規採用21人▽ 退職24人(3月31日付)†の110人で、今回の異動は、7月の機構改革を前に最小限にとどめ、退職者の補完、新たな管理職の登用を極力抑え(保育所のみの登用)、新年度の新規事業計画に伴う職員の増強(介護、保険計画の策定、原の辻関係)を基本に行われ、教育委員会では事務所長が廃止され、各町商工会合併に伴い支所担当が兼務することになった。また、一般事務職については、合併後から採用をできるだけ抑えており、今回は退職者20人に対して採用は6人となっている。



印通寺港の亀裂など視察−福岡県西方沖地震で田中副知事−


20日に北部九州地方を襲った福岡県西方沖地震で、震度5強の揺れに見舞われ、2人の女性が負傷するなど、様々な被害が出ている本市を23日、田中裕司副知事が視察した。


田中副知事は、壱岐支庁や壱岐市の職員らと石田町の七湊漁港、印通寺港、山崎漁港、芦辺町の八幡浦漁港、芦辺漁港、芦辺浦の民家など7ヵ所で亀裂や壊れた家屋の被災状況などを見て回った。



巡視艇も大型の「にじぐも」に−保安署に格上げ唐津海保壱岐分室−


唐津海上保安部壱岐分室は4月1日、周辺海域の海上保安体制を強化するため、壱岐海上保安署に格上げとなるが、船艇も配属替えとなり、今まで配属されていた巡視艇「いきかぜ」(26トン、長さ20メートル)に替わって、125トン、長さ30メートルの巡視艇「にじぐも」が配属され、同月19日の開所式で披露される。



勝本町、双六古墳に案内板−鯨伏中卒業生11人−


勝本町、鯨伏中学校の今春卒業生11人(男子7人、女子4人)はこのほど、卒業製作として同町立石東触、双六古墳の案内板2つを作成し、完成した手作り案内板を16日に行われた卒業式終了後に、引率の教諭や保護者らが見守るなか設置した。


案内板の設置は、以前に同古墳を見学した生徒たちが、案内板がなく不便に感じたことから提案、北に約170メートル離れた市道沿いの入り口に距離と方向を示すものと、古墳を背景にして写真が撮れる位置に「県内最大の前方後円墳」と書いた案内板を2ヵ所に設置した。



ひとしずく


総務省から今月14日、2004年10月1日現在の都道府県別と年齢別の人口推計が発表された


本県など35道府県で人口が減り、増減率0・74%の沖縄(135万9千人)、東京(同0・55%、1,237万8千人)、神奈川(0・53%、873万2千人)、福岡(0・15%、505万8千人)など12都県が前年を上回っている


総人口は1億2,768万7千人(0・05%)で、本県は、人口149万5千人で、前年に比べて0・41%減少している。本市の人口は、前号2面に掲載した今年2月末日現在の住民基本台帳によると、3万3,061人(男・1万5,722人、女1万7,339人)で前年を509人(男・239人、女270人)下回っている


65歳以上の老齢人口の割合はすべての都道府県で上昇し、年齢別人口でも90歳以上が101万6千人と初めて100万人を突破し、少子高齢化が進んでいるという。本市の老齢人口は、壱岐支庁の壱岐島勢要覧によると、2003年10月1日現在、27・9%と県平均22・5%を5・4%も上回り、壱岐でも少子高齢化が進んでいる


因みに就学する児童・生徒数は2004年5月1日現在、小学生2,043人、中学生1.155人、高校生1,149人合計4,347人となっている。



社説  −歴史的な災害 福岡県西方沖地震−


元禄15年、1700年以来、約300年ぶりの大地震が20日午前10時53分ごろ、北部九州で発生、福岡県と佐賀県南部で震度6弱、本市でも芦辺町で震度5強、石田町で震度5弱を記録、津波警報が福岡県の日本海沿岸、壱岐、対馬に出され(正午に解除)、余震が続いている。


壱岐†福岡間のフェリーや高速船から、博多湾の玄関口に当たる位置にある玄界島近くの玄界灘、深さ約9キロの位置が震源地とされた福岡県西方沖地震の規模はマグニチュード7・0と推定され、航行中のフェリーの船長は、「間違いなく決められたコースを進行中なのに、船が衝撃と共に下から突き上げられるような感じがして、座礁したのでは」と思う程のショックを体感したという。


この地震は、気象庁の担当者が「前例となるような地震活動がほとんどなく、非常に珍しい所で起きた」などと会見で話していたが、北部九州でのマグニチュード7クラスの地震が発生したのは「日本書紀」にも記されているという「筑紫大地震」(679年)、壱岐・対馬の地震(1700年)以来というのだから、気象庁がその第一報に「まさか」と驚いたとされるのも理解できる。


北部九州での大規模地震は、百年単位ではなく、千年単位で繰り返していたのかも†と推測されるという。



それにしても、この壱岐もその激しい揺れで、港の岸壁に亀裂が生じ、民家の瓦の落下、火災が発生して住家が全焼し、天ぷら中に油がその揺れではねて軽度のやけどを負う人が出るなどの被害が報告され、23日には田中裕司副知事が災害視察で来島して被災地をまわり、「自然の力の大きさを感じた。壱岐市と連携して対応したい」など話したが、大手紙やテレビの報道などに見る玄界島や志賀島、福岡市内の様子から見て、福岡をはじめ、北部九州方面在住の壱岐出身者の皆さんはどのような状況にあるのか、極端な状態になっていないことを、祈念するばかりである。


それにしても、ゴォーッと地鳴りがして激しく揺れたように感じられた今回の地震は、まったく体で感じる地震はまれなだけに不意を突かれ、市民の受けたショックは大きかった。


これまでは、豪雨や台風、強風、土砂災害への備えは行われてきたものの、福岡管区気象台の職員が「まったく予測していなかったが、逆に言えば日本のどこでも大規模地震が起きてもおかしくないということで、危険を再認識してほしい」と話したとされる通りで、今後は、地震発生時の避難対策なども防災対策に加えて検討し直し、新たなマニュアルづくりを急ぎ、市民に広報するなどして備える必要があろう。